2010/10/25

第3者意見との付き合い方

ハードへの投資を必要としない独立起業が増えています。
いまの不景気の流れもあるからでしょう。

あなたもひょっとしたら考えられているかもしれません。


そうなれば主にサービスを提供する事業を開始することとなりますが、
開業してからすぐに軌道に乗るケースは稀だと思われます。


最初の時期は、顧客を探すために営業したり、人脈を開拓したり
実際にサービスを提供する作業よりも顧客開拓が重要です。


そうしている中でいろんな意見に出会うことでしょう。

「これからの時代は、もっと●●じゃなくては駄目だよ。」
「独立するのなら、●●の方が見込みがあると思うよ。」
「成功したいのなら、●●は絶対に必要だ!」

成功者と思われる人から、一般庶民レベルまで
いろんな人と会っていくといろんな意見が聞かれます。


それぞれの人生観や経験論、学習の結果でのアドバイスでしょうが
これらに翻弄される起業家は少なくありません。


かく言う私のケースでは、
「そんな仕事では儲からない。」
「家族を食べさせてゆけるのか?」

などという意見も聞かれることがありました。


確かに、一理はあることがほとんどです。


ですが、ここで重要なのは、第3者の意見が
どれほどサービスに的確に当てはまるのかだと思います。


個人の持つスキル、人脈、得てきた経験値
興味のある分野、持っている人格、性格など
アドバイスしている人は、どれほど理解しているでしょうか?

それから、時代のニーズやマーケティングについて
どこまで掘り下げた情報をもっているのでしょうか?


どんなアドバイスや忠告も、相手の経験値でものを言えば
新しいものほど、ぴったりとは当てはまりません。

あくまで、そのような例もあるということに過ぎません。


あなたのサービスを欲しがっている人たちは、
顕在化ニーズよりも、潜在化ニーズの方に爆発力があります。

むしろ最初は、そんなものと思われる方が
ヒットの可能性は高い、とも取れるかもしれません。



私は、第3者の忠告やアドバイスがマイナスの意見であれば
全く無視してもよいぐらいだと思っています。


むしろ、やめた方が良いと言われて成功した人の方を大勢知っています。


成功に一番大切なのは、自分自身の達成欲であり
モチベーションを維持させることだと思っています。


マイナスに働くアドバイスは、モチベーションを下げさせます。

モチベーションが下がることこそが、
成功の可能性を下げる一番の元凶に他なりません。


モチベーションが継続して維持できているとすれば
いずれ誰かに必要とされる日が必ず来ます。


特定の人に必要だと信じ、顧客のために磨いてきたものは
必要だと思う人に届くまで時間がかかるだけの話です。


ワクワクを原点に仕事を考え、顧客のために提供するのであれば
失敗する可能性は非常に低いと断言できます。


採算が取れる取れないなどの、経営手法は置いておき
問題は、モチベーションがマイナス環境でしぼんでしまわないか、
継続できなくなって認知されないかのどちらかでしょう。


その間に必要なアドバイスは、より自分を理解した人
もしくは、そのサービスを欲しいと思っている人
よりマーケティングに秀でた人からのものであるべきです。


アドバイスされている相手の資質もよく見極めて
プラスになる面をうまく吸収できるように選びましょう。