2010/10/18

個性を生かす起業とは?

その人個人が持って生まれた才能とは、個性です。


個性には、賢さ、器用さなどといった誰もが才能と認めるものと
世話好き、完璧主義など必ずしも才能には思えないものがあります。

ですが、個性のほとんどは才能であり、磨くことで
他者にはない差別化された能力を身につけることが可能になります。


一方、能力というものには、必ず1つではない幅があります。

ゴルフの能力なら、スイング、パッティング、ゲームメイク
プレッシャーに負けない精神、コース戦略など
複数のものが組み合わさってできています。

能力というと単一的に考えがちですが、いろいろな側面が絡み合い
その結晶がひとつの能力として認められるというのがほとんどです。


幸せに生きてゆくためには、自分の好きな事を知り
自分の生かせる能力を知り、それを磨くことが必要だと私は考えています。

ですが、磨くだけではなく、仕事とするには
戦略的なマネージメントも必要だと感じています。


ひとつの才能は、いろんな形で磨きをかけること、
磨いてゆく方向性を見定めることで、
仕事として成果を出せます。


例えば、パソコンが得意であるとします。
しかし、ただパソコンが得意であるだけでは
仕事の成果として、まだ何も生み出すことはできません。

パソコンの中でも、ワープロソフトが得意であるとか、
グラフィックに長けているとか
より専門的に特化した形がまず必要になります。


次に、得意分野をどう相手に向かって提供するのかです。
個性の中に一人で黙々とやるのが好きというのがあれば、
ソフトの開発なども良いかもしれません。

他にも、苦手な人に直接教えるのか、
パソコンスクールを設立するのかなど、切り口も様々です。


こうやって考えてゆくと、ひとつの才能だけでなく、
いろんな自分の才能を知り、その才能の交わるところで、
ビジネスを考えてゆくというのも良いかもしれません。


ただ、注意しなければならないことは、
好きな事をやるという本質は非常に大事ですが
提供する側は、提供される側の需要を重視しなければいけません。

そもそも、相手が必要をしないものは提供する必要性が生まれません。

好きな事の中でも必要とされるニーズをしっかりととらえて
提供する側に回ることが大前提です。


顧客のニーズをよく踏まえたうえで、
自分の才能を複数挙げてみてはどうでしょうか?