ピンチはチャンスだ!
このフレーズを聞いたことのある人は結構いらっしゃるでしょう。
ピンチにも程度があるかと思いますが、
人生を覆すようなピンチというのも、多くの人が経験されています。
世界で有名な人では、ヘレンケラーやベートーベンです。
ヘレンケラーは、視力、聴力、言葉を失った人ですが、
福祉と人権問題で活動したことで知られています。
ベートーベンも、耳がほとんど聞こえなかった作曲家として有名です。
身近なところでは、
アップル創始者のスティーブジョブズや
五体不満足の乙武洋匡(おとたけ ひろただ)さんなどでしょうか。
探せば、もっとたくさん見つかると思います。
悩みが極大化したものが、
障害であったり、孤児であったり
戦争であったり、飢餓であったり
世の中には、いろんなピンチや不幸がたくさん存在します。
そんな中で、偉人と呼ばれる人たちは
どうやってピンチを克服し、成功を収めたのでしょうか。
ピンチに陥った人たちは、たいてい自分を呪い自暴自棄になります。
しかし、何かをきっかけに立ち直り、道を切り開いてゆきます。
悟りとも言えるかもしれません。
起きてしまったことは、嘆いても元には戻らない
それよりも、どう生きるのかが自分にとって重要である。
この事を理解して、
時間経過と努力と共に、ピンチそのものを受け入れてしまう
そんなところに、偉人の偉大さを強く感じます。
運動をしないと太るように、鍛えないとなまる様に
良いものは放置しておけば、劣化してゆきますが
逆境にあるものは、常に意識され、鍛えられ
いつの間にか、唯一無二のものを創り上げています。
そういう意味では、人によってはピンチは成長の糧であり
人によってはただの不幸の源であるのでしょう。
大切なのは、ピンチに陥ったときに考えるのではなく
ピンチを想定して、日頃から準備し、鍛えておくことだと思います。
実際に不幸を受け止め、前向きに考えるのは難しいかもしれませんが、
今ある自分が一番幸せになれるには、考え自身を変える以外にない
そう思います。
別の意味では、今ある幸せを意識することも大事です。
健康であること、ご飯が食べられること、両親が健在であること、
住む場所があること、家族がいることなど、
今あることに感謝して、ピンチを積極的に受け入れる
偉人はそんな偉業を成し遂げたからこそ、偉人なのだと思います。
ピンチは向こうからやってきますが、
チャレンジとは、自らがピンチとチャンスを招くことです。
ピンチとチャレンジを自ら買って出るくらいが
実は、幸せに成功するのに一番良い方法なのかもしれません。