2010/12/27

相手にどれだけ興味を持てるか

起業家として仕事を獲るためには、自己アピールが必要です。
ですが、自己アピールをしてゆく前に大切な事があります。


それが、相手に興味を持つことです。


ものすごく積極的にアピールするだけの人は、
売り込みだけのセールスマンと同じです。

よほど欲しいと思っている人ではない限り、
うっとうしいと思われて、それっきりです。

ひょっとしたら、欲しいと思っている人でさえ
興味を持ってくれない可能性すらあります。



自分のアピールをする前に、相手への興味を持つことは
起業家にとって必須の資質のようにも感じられます。


もっと言えば、相手の興味のある分野は記憶しておく位が
自分のネットワークを広げてゆくのに理想的です。


例えば、

自分の知り合いから、対応できない範囲で相談を受けたとき、
もし過去に知り合った人の中で役に立てそうな人が見つかれば
紹介することができます。


中途半端な紹介では、どちらにも悪影響がでますが
相手に”つて”が無かった場合は、紹介した側にも
紹介された側にもメリットがあります。


人と人の橋渡しをしてあげることができれば
自分自身に対する信用度は自然に上がり
ネットワークはどんどん広がってゆくことでしょう。


紹介した人どうしが上手くいけば
尚更に紹介した自分自身の株が上がります。


自分のネットワークで、他の誰かと繋がりが生まれれば
どんどん自らの市場価値が上がってゆきます。


自己アピールも大切ですが、相手が仕事にしていること
興味を持っていることや望んでいることは
しっかりと自分の中に落とし込んでおきましょう。


他人に興味を持つことは、
必ず自分に対して興味を持ってもらう事で返ってきます。


それを目的にするのはどうかと思いますが、
自分に対する見返りばかりを求める人に
本当の信頼関係は作りにくいはずです。


ただし、紹介するということは
自分の信頼関係を渡すことと同意です。

いい加減な紹介はもとより、
しっかりと紹介に値する人材を人選しなければ
大きな失敗をすることにもなりかねません。


まずは、自分の人脈を洗い、紹介に値するかどうかを
きちんと吟味することから始めると良いかもしれません。