2011/02/14

悲しい現実について考えてみる

ここ10年以上3万人以上いる自殺者は、減少する様子はありません。


自殺者の一般像は、年齢が50~60代、無職または会社員
経済的、健康的な問題を感じた男性です。


自殺者の状況を考えてみると
自分の体、家庭も省みず、日本経済を必死で支えてきた団塊の世代が
老後を控えた深刻な不況の波に、精神的にダメージを受けたり
身体的にも追い打ちをかけられて、選んでしまうように思います。


がむしゃらになって生きてきたものの、
定年まじかになり我に返ってみてみると、会社一筋だった人生に
明るい未来が見つけられないといった感じでしょうか。


どれだけ自分と向き合って、大切なものを見失わずに生きてきたのか
ということが非常に大切なことだと思えてなりません。


必死になって会社に尽くして、売上を上げてゆく。
家に帰るのは夜遅くで、家族と満足に向き合う時間はない。
仕事で疲れたところに、夫婦や家族の問題がぶつかる。
ストレスと疲労で体が蝕まれてゆく。


こういったサラリーマン人生を送った結果が
悲しい終焉を迎えることになった結果なのではないでしょうか。


実際の自殺者が3万人とすれば、
自殺したいと真剣に考えている人は30万人、
自殺予備軍は、300万人ぐらいいると考えても良いでしょう。


自らの将来を明るくするために、
まずは自分自身の未来について考えなければなりません。


どんな将来を過ごしたいのか、
何を大切にしたいのか、
自分にとって本当に大切なものが何なのか、


日本社会の歪みは、いろんなところに潜んでいますが
世界規模での変革を余儀なくされているように思えてなりません。


これからのいろんな変容を受け入れるためにも、
今のしがらみは、早いうちに絶っておく方が良いように思います。


会社に依存したり、
他人に依存したり、
自分自身に依存した人生は、
いずれ破たんする日が来るように思えてなりません。



世の中の当たり前に捕われない。

自分が自分の最高の人生をレイアウトする。



それが、これからの人生に不可欠なことだと思います。