2011/02/21

顧客志向の先に見えるもの

爆発的なヒットを飛ばすものには、常識を覆すものが多いものです。


今では定着した感のある、ヤマト運輸の時間指定サービスですが
始まった当初は、業界の意識改革とも言える画期的な取り組みでした。


時間指定などは手間を増やすだけだと思われていたはずですが、
お客があらかじめ在宅時間を伝えるという事は、不在の確率が低くなるため
最終的な荷物の配達にかかる時間を短縮できるというメリットがあります。


結局は、サービスを提供する側ではなく
顧客側に立ったサービスにすることが
企業側にもメリットが出た良い例だと思います。



考えてみれば、こんな事例はたくさんあります。

iphoneのからipadまでヒット商品を連続したアップルもそうです。


音声ファイルの変換、管理のソフトは有料なのが一般的だったのですが
ituneという便利なソフトを無料でユーザーに使ってもらったことが
ipodの爆発的なヒットに繋がっています。


ユーザー側が使いやすかったことが、最終的な売り上げに結びついた良い例でしょう。



どちらの例でも、共通しているのは顧客にとって有益であることです。
つまり、それまでは気付かれていなかった企業の未熟な部分があったことになります。


おそらく、考えれば同様のフラストレーションはたくさん見つかるでしょう。
そこは全てがビジネスチャンスだと捉えることができます。


顧客の視点で物事を見る。

常々言われていることですが、利益優先で考えてしまうと
どうしても見えにくくなってしまうのも事実です。


大企業は舵取りが難しいかもしれませんが、
個人事業主にはブレがありません。


徹底した顧客の視点で物事を捉えれば、
他にまねできないサービスの実現は決して難しくはないでしょう。

難しいのは、より多くの顧客をターゲットにしたときです。


真似できないサービスにいくまでは、徹底的に自分のスタイルを確立させる
というのも個人で戦う非常に有効な戦略の一つだと思います。