2011/04/04

できることをするしかない

 震災から2週間が経過し、茫然となった時期から、
次への対応を進めていく時期に来ているようです。

自粛ムードもありますが、やはり日本全体としては
「経済活動こそ支援」
ということもあり、動き始めた人も多かったように思います。


その中でよく話に出てくるのが「今何をやるべきか」という話です。

首都圏の方は特に、この2週間くらいは何もやることがなかったり
キャンセルの対応に忙殺されるなどして
大変な思いをされていたかもしれません。


ところがあるコンサルタントの方に聞いたのですが

「某旅行代理店の営業さんは、このタイミングで外資系だけに営業をかけて
関西への移動の案件をたくさん受注した」らしいです。

他の営業が何もできずに右往左往している中
自分がやるべき事を真摯に考え、実践した結果だといえます。

しかも無理矢理の売り込みではなく、
「必要だと思っている人」を見つけて売っているわけです。


これは顕著な例かもしれませんが、
この時期に「重要だけど、今すぐやらなくてもいいこと」
これを今どのくらいできるかが重要です。

例えば・・・

・顧客名簿のメンテナンスを行う
・名刺をデータベース化する
・ウェブサイトの構成を見直す
・4月以降の案件を前倒して対応する
・パソコンのデータやフォルダをメンテナンスする
・書籍を読む

このように考えればいくらでも仕事の中でやるべき事は見えてきます。

今、何をすべきか。
悲観的になるのではなく、やれることをやる。

当たり前ですが、それは非常に重要だと思います。

2011/03/22

非常事態にできること

日本の各地で悲惨な被災状況が報道されています。

地震、火災、津波、土砂崩れ、噴火(新燃岳)
被害死亡者は数万になると予想されています。


これからも余震や原発、ライフラインなどの不安は続きますが
そんな中で大切なのは、被災地の方の状態はもちろんですが
周りの援助がどれだけできるのかという事です。


募金、物資提供、情報発信などが思いつきます。
ただ、物資の提供は小口では迷惑になるようですので
大口の企業だけとなっています。
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=31265

小口をまとめるというのも手段の一つでしょう。


現地に向かう人もいるようですが、
現段階で独立組織以外の活動は、迷惑になる可能性も高いようです。

携帯電話が使えないということで、情報が全くない
という状況もあるようです。


そんな中でツイッターの有用性が一部で認められています。
#jishin: 地震一般に関する情報
#j_j_helpme :救助要請
#hinan :避難
#anpi :安否確認
#311care: 医療系被災者支援情報


安否確認はこちらが良いようです。
http://japan.person-finder.appspot.com/?lang=ja

このサイトは最も情報がまとまっています。
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

被災地での給水、炊き出し、物資情報
http://okguide.okwave.jp/guides/40782


このような情報を、本当に欲しい方に届けるという取り組みは
離れている一般市民でも可能なことではないでしょうか。


東北地方のフォロワーの方たちに有用な情報を提供する。

物資供給や募金と併せて、取り組みたい活動です。
注意点は、不確かな情報をバラまかない事。


電気が許すのならユーストリームも便利です。

〇TBS
http://ustre.am/kJ3E

〇フジテレビ
http://ustre.am/iEG9

〇NHK
http://ustre.am/vmCj

〇テレビ神奈川
http://ustre.am/vmoL

〇テレビ朝日
http://ustre.am/vnnn



携帯各社の災害用伝言板

▼NTTドコモのiモード http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi
伝言板にメッセージ登録が可能なのは
青森県、秋田県、宮城県、山形県、福島県。


▼au KDDI http://dengon.ezweb.ne.jp/
EZWEBトップメニューかauoneトップから災害用伝言板へ。


▼ソフトバンク http://dengon.softbank.ne.jp/
Yahoo!ケータイの災害用伝言板メニューかMy Softbankからアクセス。


▼ウィルコムの災害用伝言板
ウィルコム端末から http://dengon.clubh.ne.jp/
他社携帯やPCから http://dengon.willcom-inc.com/


▼イー・モバイル http://dengon.emnet.ne.jp/
アクセスは、ブックマーク(お気に入り)
→EMnetサービス→災害用伝言板
→災害用伝言板トップページ



カセットコンロとお鍋でご飯が炊ける情報もシェアされています。

【用意するもの】
米、水、鍋、カセットコンロ、計量カップ(なければ、コップ)
しゃもじ(なければ、スプーン)、バスタオル(なければ新聞紙)


【炊き方:流れ】

1.お米を洗います

2.米と水を鍋に入れます。米1:水1.3の割合

3.鍋に米と水を入れて強火にかけます。

4.沸騰して、吹きこぼれるくらいになったら、弱火で13~15分炊きます。

5.火を止めて、鍋の底からご飯を混ぜます。

6.鍋全体を、バスタオルか新聞紙などで包み、15分くらい蒸らします。

7.小さめのおにぎりを作っておきます。


【炊き方:ポイント解説】

1.お米を洗います。
(水が足りないときは、ざっとで大丈夫です)


2.米と水を鍋に入れます。

米1合(約150g)に対して水200ccが基本の分量ですが
神経質になることはありません。

コップ1杯のお米に対して、同じコップで1.3倍くらいの水を入れたらOKです。

普通のお鍋では1度に大量には炊きにくいので、
3~4合くらいずつ炊くのがいいと思います。

もし、梅干があれば、1粒入れて炊くと、ご飯が腐りにくくなります。


3.鍋に米と水を入れて火にかけます。強火にします。


4.強火でしばらく炊いて、沸騰して、
吹きこぼれるくらいになったら弱火にします。
弱火で13~15分炊きます。


5.お鍋に耳を近づけて(火傷しないように)
「パチパチ」とお米がはぜる音がしていたら、火を止めます。

火から降ろして、しゃもじで鍋の底からご飯を混ぜます。

※ご飯が柔らかすぎたら?→キッチンペーパー
(なければ、清潔な布きんやハンカチ)をかぶせてふたをしておくと、
水分を吸い取ってちょうどよくなります。

※ご飯が硬すぎたら?→熱湯を少しかけて(50~100ccくらい、
ご飯の分量に合わせて適当に)全体をかき混ぜ、
しばらく置いておくと柔らかくなります。


6.ふたをして、鍋全体を、バスタオルか新聞紙などで包み、
15分くらい、蒸らします。


7.小さめのおにぎりを作っておきます。
食器を使うと、洗うための水も必要になるので、おにぎりにしておきます。
ラップがなければ、ビニール袋をきれいな水で洗って代用できます。


※おにぎりを小さめに作る理由。
・たくさんの人に行き渡るように。数が足りないと不満が出ます。
・子供やお年寄り、体調の悪い人でも食べやすいように。
・食料が足りない緊急時には、人の食べ残しを見ることもストレスになります。


確かな募金先を選びましょう。

◎Yahoo!基金
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

◎日本赤十字
http://www.jrc.or.jp/

◎楽天銀行 東北地方太平洋沖地震の被災者義援金
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/contribution/110313/

◎goo 東北地方太平洋沖地震被害募金ページ
http://special.goo.ne.jp/donation_earthquake/

◎TSUTAYA:緊急募金 東北地方太平洋沖地震
http://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=88&scid=p0224dns

◎ニフティ 東北地方太平洋沖地震災害救援金ページ
http://donation.nifty.com/tokusetsu/



ひとりひとりが、できることを最大限することができれば、
みんなが今よりも少し幸せになることができます。

行動しなければ、どちらにも幸せは訪れません。



被災地の人たちに届けたい気持ちがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

2011/03/14

別れの季節

3月と言えば卒業、異動のシーズンですね。


多くの偉人が口を揃えて言っていること
それは、出会いがとても大切であることです。

そしてまた、別れも必然です。


恋愛に例えて言うならば、
出会ったころには別れることなど、想像もしません。


しかし、
いろんな人と付き合ってみるという事も大切な一面でもあり、
多くの場合、別れがやってきます。


別れを経験して
初めて分かることも多かったように思います。


人間を成長させるものは、出会いと別れです。


いろんな人に出会い、多くを学び
そして離れていくことで、心に何かを誓う。


多くの出会いと別れが、人間を成長させ
豊かにしていることでしょう。


起業家は、すべて自分で決められることが
魅力の一つであり、そしてまた
大変なところでもあります。


将来なりたい自分にとって、どんな出会いが必要でしょうか。

新しい自分になるために、断ち切っておいた方が良い、
そんな、人間関係はないでしょうか。


すべては、自身が決めることですね。



どんな人とのつながりを深めてゆきたいですか?

どんな人との別れが必要でしょうか?

2011/03/07

会計力を磨きましょう

確定申告の時期ですね。


開業していない方は、
源泉徴収で会社がほとんどをやってくれていますから
特に意識もしないでしょうが
事業主ともなれば、そうは行きません。


税金について知ることは、利益を上げることと同じです。
ルールを守った上で、できる限りの節税に努めることは
最終的に手元に残す資金が増えることを意味します。


個人事業主向けの著書だと、
塚田祐子さんの書籍が一番しっくりきました。
ご参考にどうぞ。
http://amzn.to/giqoIB


税理士さんに頼むという選択肢がありますが、
税理士さんに全てをお任せするのはおすすめしません。

税理士の仕事というものは、税務に長けているはずですが
それだけで十分とは言えないのです。


私が重要だと考えているのは、考え方やスタンス、性格です。
あくまでグレーゾーンを渡らないという税理士は
印象として頭は固く、パートナーとなって金銭的なメリットはありません。
代わりに、クリーンな地盤が出来上がります。

一方で、グレーゾーンを自らで線引き
事業主に見解を解きながら指導をしてくれる税理士もいます。
こうなると、公認会計士に近い存在になってきます。


どちらを選ぶにしても、事業主の方針や考え方が重要です。
人選もしっかりと本質をとらえて、サポートしてもらわなくてはいけません。


私が考える会計力とは、
帳簿上での仕訳の工夫や経費の振り分けを指してはいません。


これらはどちらかと言えば、申告用の帳簿作成スキルです。
それよりも、大切なのは実際の運営状況を判断するスキルです。


会計力とは、自分の運営している会社の状況を
数字として客観的にみることができるという力だと考えています。


事業を進めていくにあたって、
先を読む力もある程度必要だと思いますが
現状の運営状況を正確に判断することができれば、
修正するポイントが明確に分かります。


財務諸表をしっかりと読み説き、
弱点となる部分にテコ入れをしたり
強みを更に強化したりすることこそ、事業主に必要な力だと言えるでしょう。


お金の流れをつかみ、力の入れどころ、抜きどころについて
しっかりを判断できる力を育てましょう。


それにはやはり、専門家の力添えが是非とも必要な部分になるはずです。


数字が小さいうち、雇用が少ないうちは需要は少ないかもしれませんが、
規模が大きくなり、目が届きにくくなるほど重要になってくるでしょう。

2011/02/28

専門家の意見、自分の意見

起業家の仕事は、繁盛するほど一人では不可能です。


足りない分は得意とする専門家に手伝ってもらう事も多いでしょう。
そうすることで、自社の力は確実にアップしてゆきます。


ただし、専門家の意見が万能かと言えば、そうでもない部分があります。
それがどんな部分かと言えば、自分自身がワクワクする部分についてです。

ワクワクには今までにないような新しいヒットが生まれる可能性があります。



マーケティングには、いろんなリサーチの手段があり
必要とする人をターゲットとして、様々な戦略が考えられます。
しかし、理路整然とした専門家の意見が必ずしも合っているとは限りません。


答えが見つからない、ということもある中で
やってみなくては分からない部分も多く含まれます。

ヒットするかどうか分からないということは
売れる可能性も、少なからず持ち合わせているからです。


失敗する可能性は高いかもしれませんが、
ワクワクに基づく新しい試みをトライしてみるかどうかの判断は
事業主が決断すべきところでしょう。


ブランド力が備わっているような大企業であれば
一つの新しいことを立ち上げるのには、膨大な労力とコストがかかります。
その代わりに、少なからずリターンがあります。


個人事業ではブランド力などは無いも同然ですから、
例え新しい試みだったとしても、日の目を見ることは無いかもしれません。

だとすれば、どんな手段で認知してもらうようにするのかは非常に重要です。
ヒットする可能性は、長い時間かかってやっと花開く
というタイプのものも多いと感じます。


長い時間をかけて情熱を注ぎこんできたものが
ある日突然にブレイクする日がやってくる。

近年では、成功までの時間が短くなる傾向がありますが
長い時間をかけたものほど廃れにくいともいえるでしょう。

事業の将来を左右するような方向性を決める時、
専門家の意見はそこそこに、自分の意思決定を大事にしましょう。


ヒットするかどうかは、運の要素、戦略の要素、時代の要素のほかに
自らの情熱が深く関わってくるものなのですから。

2011/02/21

顧客志向の先に見えるもの

爆発的なヒットを飛ばすものには、常識を覆すものが多いものです。


今では定着した感のある、ヤマト運輸の時間指定サービスですが
始まった当初は、業界の意識改革とも言える画期的な取り組みでした。


時間指定などは手間を増やすだけだと思われていたはずですが、
お客があらかじめ在宅時間を伝えるという事は、不在の確率が低くなるため
最終的な荷物の配達にかかる時間を短縮できるというメリットがあります。


結局は、サービスを提供する側ではなく
顧客側に立ったサービスにすることが
企業側にもメリットが出た良い例だと思います。



考えてみれば、こんな事例はたくさんあります。

iphoneのからipadまでヒット商品を連続したアップルもそうです。


音声ファイルの変換、管理のソフトは有料なのが一般的だったのですが
ituneという便利なソフトを無料でユーザーに使ってもらったことが
ipodの爆発的なヒットに繋がっています。


ユーザー側が使いやすかったことが、最終的な売り上げに結びついた良い例でしょう。



どちらの例でも、共通しているのは顧客にとって有益であることです。
つまり、それまでは気付かれていなかった企業の未熟な部分があったことになります。


おそらく、考えれば同様のフラストレーションはたくさん見つかるでしょう。
そこは全てがビジネスチャンスだと捉えることができます。


顧客の視点で物事を見る。

常々言われていることですが、利益優先で考えてしまうと
どうしても見えにくくなってしまうのも事実です。


大企業は舵取りが難しいかもしれませんが、
個人事業主にはブレがありません。


徹底した顧客の視点で物事を捉えれば、
他にまねできないサービスの実現は決して難しくはないでしょう。

難しいのは、より多くの顧客をターゲットにしたときです。


真似できないサービスにいくまでは、徹底的に自分のスタイルを確立させる
というのも個人で戦う非常に有効な戦略の一つだと思います。



2011/02/14

悲しい現実について考えてみる

ここ10年以上3万人以上いる自殺者は、減少する様子はありません。


自殺者の一般像は、年齢が50~60代、無職または会社員
経済的、健康的な問題を感じた男性です。


自殺者の状況を考えてみると
自分の体、家庭も省みず、日本経済を必死で支えてきた団塊の世代が
老後を控えた深刻な不況の波に、精神的にダメージを受けたり
身体的にも追い打ちをかけられて、選んでしまうように思います。


がむしゃらになって生きてきたものの、
定年まじかになり我に返ってみてみると、会社一筋だった人生に
明るい未来が見つけられないといった感じでしょうか。


どれだけ自分と向き合って、大切なものを見失わずに生きてきたのか
ということが非常に大切なことだと思えてなりません。


必死になって会社に尽くして、売上を上げてゆく。
家に帰るのは夜遅くで、家族と満足に向き合う時間はない。
仕事で疲れたところに、夫婦や家族の問題がぶつかる。
ストレスと疲労で体が蝕まれてゆく。


こういったサラリーマン人生を送った結果が
悲しい終焉を迎えることになった結果なのではないでしょうか。


実際の自殺者が3万人とすれば、
自殺したいと真剣に考えている人は30万人、
自殺予備軍は、300万人ぐらいいると考えても良いでしょう。


自らの将来を明るくするために、
まずは自分自身の未来について考えなければなりません。


どんな将来を過ごしたいのか、
何を大切にしたいのか、
自分にとって本当に大切なものが何なのか、


日本社会の歪みは、いろんなところに潜んでいますが
世界規模での変革を余儀なくされているように思えてなりません。


これからのいろんな変容を受け入れるためにも、
今のしがらみは、早いうちに絶っておく方が良いように思います。


会社に依存したり、
他人に依存したり、
自分自身に依存した人生は、
いずれ破たんする日が来るように思えてなりません。



世の中の当たり前に捕われない。

自分が自分の最高の人生をレイアウトする。



それが、これからの人生に不可欠なことだと思います。

2011/02/07

1ヶ月を振り返ってみましょう

1月も終わりですね。
皆さんは、1月の目標が達成できたでしょうか?


達成できたのなら、来月の目標に向かって進みましょう。
達成できなかったのなら、達成できなかった理由を知ることが大切です。

・努力が足りなかった
・目標が高かった
・計画が無謀だった
・計画は実行したが、結果が伴わなかった


いろんな反省の仕方があると思いますが、
反省で必要になるのは、精神論ではありません。

具体的に軌道修正をすることです。


1.努力が足りなかった=どんな行動がどれくらい足りなかったのか。

2.目標が高かった=必要な経営資源、力量を備えた目標になっているか。

3.計画が無謀だった=最終目標を逆算して、現実的な時間配分しているか。

4.結果が伴わなかった=原因分析、行動のレベルアップと戦略の練り直しの繰り返し。


起業家は、自分で計画を立て、実践し、結果を出さなければなりませんが
自分一人ですべてできるとは考えない方が賢明でしょう。


足りない部分の力を認識し、頼れる人に依頼してみる。
これもビジネスの戦略上、非常に大切です。


外注ができない部分は、ビジネスの方向性を決めたり
いつまでにどんなビジネスをしたいのかという構想です。

ココがしっかりぶれないように出来上がっていることが
外注に関しては非常に重要だと思います。



目標を達成するには、2つのプロセスが必要だと感じます。

それは、1~3に該当するような実行前段階の問題と
4に該当する、実行後の問題です。


1~3は、実行する前に既に目標の未達成がほぼ決まっている訳ですが
これは意識することで避けることができる問題です。


1~3の項目で躓かないためにどうするか?


それは、

初めは必ず達成できると思う目標を挙げる方が良いです。



目標は達成するとやる気がでます。
達成しないとモチベーションは下がります。


起業初期の段階では、そう自信がある訳ではないでしょうから、
これなら達成できるという目標、計画を立てましょう。


達成できる癖が出来てから
徐々にハードルを上げるという目標設定の方が
成功する確率は格段に上がるはずです。



行動してたのに達成できない、4のレベルになってはじめて
本来のビジネスを掘り下げる段階にあると言えるでしょう。
事業としてのスタートラインと言って良いかもしれません。


人数の少ない事業からスタートするメリットは
意思の疎通が容易なことです。


向かうべき方向性をしっかりと定めたら
無理のない目標設定と、行動計画を立てて
必ず月度の目標は達成させましょう。



間違っても、この段階で躓くような大企業のまねをしてはいけません。





2011/01/31

なぜ、話が受け入れられないのか

話を聞いてもらう。

対面にしても、メールにしても、サイトにしても、
ビジネスの入口に該当するものです。

話を聞いてもらうために必要なことについて書きたいと思います。



人間には、自尊心があります。

自身の行動や家族、友人、仕事、趣味、所有物どれにも愛着があって
自分以外の人からの誹謗・中傷には、無意識に防御態勢を取ってしまうのが常です。


しかしながら、愛着があったとしてもより詳しい人から見れば、
見直した方が良い見識や勘違い、より深い洞察などはあるものです。

それを指摘された時に人は、どのような態度を取るのでしょうか。


素直に新しい知見を取り入れることは、なかなか難しいと思います。

日頃から大切にしているからこそ、
簡単に尚更人の意見は受け入れることができません。


では、どのような形であれば、受け入れられるでしょうか。


仮にここで、2つのタイプを考えてみましょう。

片方は、世界的に有名な権威のある学者
もう片方は、分別のあるセールスマンだとします。


学者は自分の理論の正当性を下に、皆さんに対して説明をします。
筋道が立っており、誰が聞いても納得できる、道理を得た説明ができます。

ただ、皆さんに対する配慮よりも、正しいかどうかに特化しています。


分別のあるセールスマンは、皆さんの事をまず考えます。
皆さんが日頃大切にしている様子や背景を下に、その意味や重要性を伝えます。

そして、現在が間違っていないことを前提として
仮に新しい見識をもとに考えたらどうなるのかを質問してみます。

セールスマンは、あくまで正しいのは相手であることを前提に
皆さんに考えてもらう事を第一に考えています。


この2者で、同じ新しい知見やサービスを了解してもらうように
当事者に話をしてもらったとして、どちらを選ばれるでしょうか。


学者だ!
という方もいらっしゃるかもしれませんが、

おそらくセールスマンの方を選ぼう
と思われたのではないでしょうか。


目的を、相手への理解とした時には、
正しいかどうかは、2の次だという事になります。


何よりも心に留めておきたいことは、
相手が話をまず聞いてくれるのかどうかであり

話を聞いた後で、本人がどう感じるのか
という点が大切なのだという事です。



起業家にありがちなのは、視野が狭くなってしまう事です。

このサービスならきっと役立つに違いない。
今のサービスよりも便利で安いなら、選ばない理由が無い。

そんな意見をお客さんにぶつけようものなら
受け入れられる可能性は低くなります。


May I help you ?

いらっしゃいませと訳されますが、
何かお手伝いできることがあるでしょうか?
という意味です。


このような姿勢を持った上での見識ならば
相手の素直な気持ちを引き出すことも可能だと思います。


慣れた相手にこそ、より深い心配りをすることで
さらに関係が深められるのではないでしょうか。



2011/01/24

北風と太陽

北風と太陽のお話はご存知ですよね。

旅人のコートをどっちが脱がせることができるかを
北風と太陽が競争する話です。


私は、この話を思い出すと、強制力が無意味であることを再認識し
自発的な意思がどれほど重要なものなのかを再確認します。

同時に、人を動かすための原点を思い出させてくれます。



意識していないと忘れてしまいがちなのですが、
自分ばかりを意識するあまり、自分以外への意識が薄れる時があります。


ビジネスを営んでゆくためには、誰かの協力なしでは
時間がかかったり、非効率だったり、成り立たなかったりします。

だからこそ、皆が必死でいろんな工夫をするのですが、
自分のための苦労は、びっくりするほどには報われることは無い様に思います。


それは、自分一人の力でしかないから、ではないでしょうか。



ですが、他人の力を得られた時には得られた分だけ、
しかも個々の特化した能力の分まで、掛け算でそのパワーは増えてゆきます。



自分一人で頑張らずに、複数の人の協力を得ること
それが、ビジネスを成功させるために必須なのは自明です。



そのためには、どれだけ人の協力を得られるのか
という大きな課題が出てきます。


・自分はさておき、相手への真摯な興味を持つ
・相手の望みを把握する
・否定的な態度と言葉は使わず、肯定的な言葉と態度で接する



相手の協力を得るためには、

まず何より、相手を尊重すること
相手の喜ぶことを知り、その役に立つことが重要です。



自分と相手を天秤にかけた時に、
自分を取ってしまうのは当たり前のことかもしれませんが

自分と相手のバランスを上手くとることができたなら
相手の協力も得られやすくなるはずです。



複数の相手に対する真摯な興味と対応は難しいものですが

自分が決めた”この人になら”と思える人に対して
どれだけ力になることができるのか?


という点についても、ビジネス同様に考えてゆく必要があるように思います。



2011/01/17

目標を達成する上手な方法

目標を達成することは、ビジネスを進めていく以上不可欠なことです。

しかし、目標達成は唱えるだけでは叶いません。
達成するために、いくつかの戦略があります。


1.大きな目標を分割する

2.目標の中に必ず達成できるものを入れる


これらは、どちらもモチベーションを維持するためにそうします。


大きな目標は、いきなり達成しません。


どのような項目を詰めたらよいのかがハッキリし、
どのように取り組んだらよいかが判断でき、
取り組むべき過程をこなして、
計画が正しく、実行が結果を生んだ時にのみ最終的に辿りつけます。


つまり、
大きな目標の達成には、達成する具体的なプランが必ずあります。
このプランを細分化したものを、小さな目標とすることです。


小さな目標は、達成度の評価が容易であり
小さな目標の積み重ねが、最終的な大きな目標の達成に結び付きます。



また、目標の中に必ず達成できるものを入れておくことは
モチベーションの維持に絶大な効果をもたらします。


・机の上を何もない状態に整理する
・ビジネスパートナーと食事をする
・ビジネス書を購入する
・恩師にメールする


やろう!、と思いさえすれば達成できる目標をいれる。
これだけで、自分に対する小さな自信をつけることができるでしょう。


やればできる目標は、毎日決めてゆく方が理想的です。
人は何も工夫しなければ、楽な方へと流れてゆくからです。
それから、毎日の目標達成は自分への自信に直結します。

そういう意味では、そんな目標には、第3者を含めておくと
縛りが効いて良いかもしれません。


日本国内でのマーケットは縮小傾向にありますが、
工夫やアイデアを忘れないうちは、簡単に失敗はしないと思います。



そのために、日々の目標の設定方法というものは
とても大事なことだと思います。

2011/01/10

1年の計は元旦にあり

去年の反省をもとに、私も目標を立ててみました。

『緩めの目標を立てて、完遂する』


実は、計画を立てるまでは良いのですが、実行が不可能な事が多くありました。
それは、計画立案時にフルパワーで何とか達成できる目標を掲げたためです。


どんな事業主にも目標があり、達成のために日々邁進されている訳ですが
私の場合、完全に空回りのケースも多かったように思います。


理想的な目標とは次のようなイメージです。

・目指したい目的に沿っている

・緩くなく厳しくもない、ちょっと頑張れば達成可能

・具体的な評価が可能

・モチベーションが維持される


目指したい目的に沿っているか、という点はとっても重要です。


事業の拡大が目的となっているオーナーはたくさんいますが、
何のための拡大なのかを明確にしている方は少ないように思います。


自らのライフワークを営むにあたっては、
拡大路線だけが目的でない場合もあります。


モチベーションの部分とも絡みますが、
人生の楽しみの一部としての仕事であり、目標であるべきです。


モチベーションの維持には、目標が密接に関わります。


達成できそうもない目標はやる気が湧きませんし、
簡単な目標など達成しても嬉しくありません。


ビジネスチックにいえば、数値化して
達成感を味わいながら目的に進んでゆくことができれば
この上ない目標だと言えるのではないでしょうか。



私の場合は、目標がいくつかに細分化されていますが
日々行うタスクについて、数値目標を設けています。


この目標数値を極端に下げて、自由時間を増やしました。


成果がどうなるのかは機会があればご報告したいと思います。



皆さんの今年の目標などんなものでしょうか?

ぜひとも達成されることを願っております。

2011/01/02

1年を振り返る

過去を振り返ると見えてくるもの、
それは、経験から生まれた新しい知見や
未来への自分の課題などでしょうか。


振り返ることは反省とも言いますが、
どんなスパンでも、振り返りや反省には成長が期待できます。


1日の反省は、明日をどう有意義に過ごすかを決める道しるべになります。

1週間の反省は、来週をどう有効に過ごすかを決める道しるべになります。

1ヶ月の反省は、来月をどう実りあるものにするかを決める道しるべになります。

1年の反省は、来年の自分をどうするかを決める道しるべになります。

反省の積み重ねは、人生をどうデザインするのか決める道しるべになります。


毎日の反省に見えてくるものよりも、
1年の総まとめで見えてくるものは
より抽象的で、重要な方向性であると思います。


今年の初めにイメージしたビジョンに近付けたでしょうか?
どこが良かったでしょうか?
どこが見直しをすべき点でしょうか?
来年度にどう生かすと良いでしょうか?

シンプルですが、欠かすことのできない3つのポイントです。


イメージしたものが具体的であるほど
願いは叶いやすいと言われています。



今年のイメージに近づけた方は、もう少し高望みしましょう。

近づけなかった方は、もう少しだけハードルを下げても良いかもしれません。


大切なのは、自分のイメージを強く意識すること。
イメージに近づくような仕掛けを持っておくこと。


行動することよりも、その前の段階の強い動機づけや
忘れないように工夫することが必要ではないかな、と思います。


今年の振り返り、明るい未来を見据えて
いつもよりも更に素敵な年末年始をお過ごしください。